2025.12.02

京都のお正月ー花が結ぶ、新しい年のしつらいー

古都・京都のお正月は、凛とした冬の空気の中に、どこかやわらかな温もりが漂います。

千年の都として受け継がれてきた行事としつらいには、“一年のはじまりを丁寧に迎える”という日本らしい心配りが息づいています。ここでは、京都ならではの新年の風景、そして京都のお正月を彩る花と植物にまつわるお話をご紹介します。

京都の迎春を、花とともに

千年の都を彩る「しめ飾り」の文化

お正月の京都を歩けば、町家やお店の軒先に多種多様なしめ飾りが見られます。
稲穂、橙、ゆずり葉、松──それぞれに邪気を払う意味があり、古くから「福を招く門」を 象徴するものとして大切にされてきました。
とくに京都では、しめ縄をやや大きく、豪奢にあしらう家も多く、街全体が清らかな雰囲気に包まれます。

八坂神社の「をけら詣り」

大晦日の夜、八坂神社では“をけら詣り”が行われます。
無病息災を願うため、境内の火「をけら火」から火種を受けとり、くるくると縄を回しながら持ち帰る伝統行事です。
京都の冬の夜に、細く揺らぐ橙色の灯りが静かに流れていく光景は、まさに古都ならではの美しさです。

新春を寿ぐ「白味噌のお雑煮」

京都のお雑煮といえば、丸餅に白味噌仕立て。
お椀を開けるとほっと心がほどけるような香りが立ち上がり、古くから「新しい一年をまろやかに始める」という意味が込められてきました。
各家庭の味がありながらも、どれも優しく、京都人にとって欠かせない“お正月の味”です。

寒さの中で輝く「南天・千両」華やぎを添える「菊・ピンポンマム」

南天(“難を転ずる”)や千両は、京都のお正月花材でも特に人気のある縁起もの。
深い緑に映える実の赤さは、古都の落ち着いた空気の中でひときわ鮮やかに輝きます。玄関や床の間に飾るだけで、静かで上品な華やぎをもたらしてくれます。
黄色や白のまんまるなピンポンマムは、京都の迎春アレンジにもよく使われます。
その形は“円満”を表し、新しい年の調和や平穏を祈る意味があります。
落ち着いた色合わせが好まれる京都では、松・南天・白菊の組み合わせが特に人気です。

餅花 ― 福の実りを願う、京都の春待ち飾り

京都のお正月には、紅白の餅玉を柳やミズキの枝に結んだ「餅花」を飾る風習があります。
寒い季節にふっくらと色づく餅玉は、実りや豊穣の象徴。
「新しい年に福がふくらむように」という祈りが込められています。
枝ものの力強さと餅玉の温かな色合いは、和の空間だけでなく現代のインテリアにもよく馴染みます。
花屋としても、正月アレンジや店内のしつらいにひとつ加えるだけで、 お正月らしい柔らかな華やぎ を添えてくれる特別な存在です。

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京都のお正月 みやびに迎える一年の始まり

当店では、しめ縄飾りや竹の器を使った 迎春アレンジメントなど、“京都らしい色と質感”にこだわったお正月商品をご用意しています。
古都の空気をまとった迎春のしつらいを、ご自宅に取り入れてみませんか。
みなさまの新しい一年が、美しい花とともに始まりますように。ご来店を心よりお待ちしております。

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