2025.09.29

重陽(ちょうよう)の名残を月あかりと。おうち観菊のたのしみ

重陽の節句は「菊を暮らしに迎える合図」。行事ど真ん中でなくて大丈夫。一輪から、器と灯りを少し工夫して――“月あかり”のしつらいを楽しんでみませんか。

重陽の節句は「菊を暮らしに迎える合図」

重陽の節句は旧暦の9月9日。9月を過ぎても、秋はこれから深まります。重陽の節句は「菊を暮らしに迎える合図」。行事ど真ん中でなくて大丈夫。
一輪から、器と灯りを少し工夫して――“月あかり”のしつらいを楽しんでみませんか。

重陽(ちょうよう)は菊を迎える合図

菊=長寿と健やかさの象徴

重陽(ちょうよう)は、菊に込められた“長く、健やかに”の祈りを暮らしで味わう行事。
中国の陽数思想(9が重なる日)に由来し、日本では秋の始まりを知らせる季節の合図として受け継がれてきました。
堅苦しく考えなくて大丈夫。黄色やクリームのマム(1輪~5輪程度)を玄関や洗面へ。
丸い花形は満月のようで、“月あかり”の世界観にもぴったり。「今日は静かに過ごそう」のスイッチにも。

“着せ綿”と“菊茶”を現代風に

着せ綿と菊茶の小さな知恵を、暮らしサイズに
前夜、菊の花に真綿をのせて露や香りを移し、朝にその綿で手や顔をそっと拭って長寿を願う「着せ綿」。
現代なら小さなコットンに菊のフローラルウォーターを1〜2滴でOK。
また菊酒(菊茶)の風習は、いまはノンアルの菊ブレンドティーやカモミール+菊花でも。灯りを落として、温かい一杯と一輪の菊。
それだけで名残の重陽が叶います。

重陽は“当日だけ”じゃない

9月〜10月は名残の観菊シーズン。
今からでも間に合います。

重陽は9月9日ですが、当日限定ではありません。
旧暦の9月9日は2025年は10月29日にあたります。
9月〜10月いっぱいを「観菊(かんぎく)の季節」として、ゆるやかに楽しんでOK。
京都でも菊の見頃や菊花展は10月以降も続くので、むしろ今が本番。
はじめてなら、届いた花をそのまま飾り、週末に器を替えるくらいから。
ギフトも前日〜当日着に縛られず、“週明けに余韻を贈る”のも素敵です。
ペットや小さなお子さまがいるご家庭は届かない高さに/水は毎日交換で、清潔に長く楽しみましょう。

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